TOEIC受験生の皆さん、こんにちは!
2017年も終ってしまいましたが、昨年は満足いくスコアを取ることができましたか?
「去年はダメだったけど、今年こそはTOEICで目標スコアを取ってやる!」
新年を迎え、そんな熱い思いを持っている方は多いのではないでしょうか?
以前、TOEICで高得点を取る方法論について別記事でまとめましたが、
本日はその中でも最も重要な問題演習についてまとめると同時に、ネットで無料受験できるTOEIC模擬テストについて紹介したいと思います。
問題演習を制する者はTOEICを制する
TOEIC対策において、過去問演習・問題演習は最も大事なフェーズだと断言できます。まだ基礎ができていないから…」と問題演習を避けているようでは、いつまで経ってもスコアは向上しません。
そして受験当日まで1か月を切っているなら、問答無用で勉強内容を問題演習に切り替えましょう。その方がスコアが上がる可能性が高いと言えます。
では、なぜTOEICスコアアップのために問題演習は重要なのでしょうか?
その理由は次の3つに集約されます。
①時間配分の練習ができる
TOEICは時間との戦いと言っても過言ではありません。どのパートを何分で処理するかを事前に決めてシミュレーションしておかないと、本番で絶対に時間が足りなくなってしまいます。
問題演習を繰り返すことで、自分が最も高得点を取れる時間の使い方を体得しましょう。
参考までに僕の時間配分と戦略を紹介しておきます。あくまで一例ですので、文法が得意な人はPart5の時間を短縮するなど、メリハリのある時間配分を構築しましょう。
<Listening>
・Part1:Direction中に写真に目を通す
・Part2-4:Direction中および問題文読み上げ中に次の問題の選択肢を先読みする
<Reading>
・Part5:15分~20分
・Part6:10分以内
・Part7:50分~55分
※上記の目標時間内に解き終わらない場合は適当にマークして次の問題へ
時には分からない問題を捨てることも必要です。問題演習を繰り返すことで、各パートを何分間で終わらせるか徹底的に叩き込んでおきましょう。
②TOEIC特有のシチュエーションに慣れることができる
頻出のシチュエーション、似たような広告、似たようなアナウンス…。何年もTOEICと向き合った経験がある人なら分かると思いますが、TOEICには明確に「傾向」があります。
そしてこれらのパターンやシチュエーションに慣れてしまえば、問題を解く上で大きなアドバンテージとなります。長年対策を続けてきた自分の実感として、文脈やパターンが分かっているだけで、問題の流れを想像することができ、ハイスコアにつながります。
・美術館のアナウンス。15時から地元の陶芸家による講演会とワークショップあり。中庭が工事中で7月から使えるようになる。
・植物園₍Botanical garden₎の25周年記念チラシ。当日は15歳以下は無料。4人以上の来場で5$の割引
・飛行機の遅延アナウンス。新しい搭乗ゲートは15番。昼食用のmeal couponをチケットカウンターで配布中。
何度も問題演習を繰り返すことで、こういったパターンを叩き込みましょう。
③TOEIC単語の特徴を掴むことができる
そして、初学者泣かせなのがTOEIC特有の単語たちです。
wheelbarrow:手押し車
round-trip:往復の
plumber:配管工
voucher:引換券
accomodate:収容できる
itinerary:旅行計画・旅程表
こういったTOEIC頻出単語を知っているかどうか、自然と処理していけるかどうかが高得点を狙う上では重要です。
もちろんこのような単語帳を使って暗記することも必要ですが、それらの単語が実際にどのような文脈の中で使われるのか、演習を通して理解しておきましょう。
問題演習のおすすめ教材
TOEICにおける問題演習の重要性について理解したところで、問題演習を行う上でのおすすめ教材について紹介していきます。
まずは公式問題集です。これ1冊を徹底的にやり込みましょう。もちろん問題を漫然と解いて答え合わせをするだけでなく、何度も何度も復習をすることが必要です。僕はリーディングの場合はシャドーイング、リスニングの場合は音源を何度も電車で聞いて耳に馴染むまで繰り返しました。
公式問題集以外だとこちらがおすすめ。質の良い良問が3回分収録されており、解説も非常に丁寧です。
しかしながら、これらの問題集は質が良く、非常に良い教材ですが、ネックとなるのがなんと言ってもその値段の高さ。公式問題集に至ってはなんと3,000円を超えてきます。
そこで今回おすすめしたいのが、フィリピンはセブ島にある語学学校「ETHOS」さん₍セブ島でアメリカ留学ETHOS(エトス)₎が提供しているオンラインでのTOEIC模擬テストです。今回、実際にテストを受けてみたので、感想やレビューについて書いていきたいと思います。
※セブ島の英話学校「ETHOS」さんについて
フィリピン・セブ島にある日本人向け英語学校です。フィリピンにあるのに先生はすべてアメリカ人で、本格的な英語学習をすることができます。また、アメリカ人講師の家にホームステイできることも魅力。英語初心者が3か月で英語を話せるようになる!というところが特徴です。
今回受けた無料テストについて
今回受けた模擬テストは「ETHOS」さんが入学者のレベルチェック用に使っているテストであり、なんとネット上で誰でも無料受講することができます。
- TOEICテスト受講料:5,725円
- TOEIC新公式問題集:3,024円
という強気の値段設定をしてくるTOEIC業界において、模擬テストを無料で提供してくれるとは、受験生にとってありがたい限り。「無料で」「誰でも」「いつでも」受けられる模擬テストを公開されているのはETHOSさんぐらいではないでしょうか。
テストの特徴はこんな感じ。
所要時間
- リスニング(20分間)
- リーディング(40分間)
- 合計:1時間
リスニング・リーディング合わせて1時間のテストとなっています。
TOEIC L&Rはリスニング(約45分間)リーディング(75分間)合計:2時間のテストですので、その半分となっています。2時間も時間を取って腰を据えてテストに取り組むのは大変なので助かります。
結果について
テスト結果は回答を送信してすぐに表示されます。なのでTOEIC受験直前の力試しや自分のレベルチェックに最適ですね。それぞれのパートの得点率と、TOEICに換算した総合スコアを表示してくれます。
そして、僕の受講結果はこんな感じ!
リスニング:72% TOEIC換算:370点
リーディング:80% TOEIC換算:370点
総合:TOEIC換算スコア740
うーん、、最近勉強をサボりすぎましたね。。
このテストのお陰でもっと勉強しないと、と改めて思うようになりました。
模擬テストの良かった部分
- なんといっても無料
- 事前の情報登録が簡単
- 無料なのに問題のクオリティが高い
教材代やら受験料やら、TOEICの勉強にはお金が掛かります。その点、ETHOSさんの模擬テストは無料なので素晴らしい。
そしてこういう無料テストにありがちな面倒なアンケートや住所登録なんかも一切なしというのがポイント高いです。名前とメールアドレスを入力するだけで簡単に試験が始められます。
さらに無料なのに問題のクオリティも高い。
リスニングは本番同様、複数人の声で収録されているし、リーディングの問題もTOEICに近い良問でした。
模擬テストの悪かった部分
- ちょっとリスニングの音声が聞き取りづらい
- ややTOEICっぽくない問題もある
- パソコンからしか受講できない
一方で、ちょっとイマイチだった部分についても紹介しておきます。無料なので仕方ないとは思いますが、少しリスニングの音声に雑音が混じっていて聞き取りづらいです。個人的にはPart2の部分がやりにくかった。
あとはPart1の写真問題とかで、ややTOEICっぽくない写真が出てたり、Part7が少し簡単だったりと、先ほど挙げた公式問題集などには劣る部分はあります。
その他にはパソコンからしか受講できないので、紙に印刷できたりするといいかなと思いました。もちろん無料なので全然贅沢は言えないのだけれども。
でも総じて無料でこのレベルのTOEIC模擬テストが受けられるのは素晴らしい。
皆さまも力試しで是非受けてみては?
まとめ
TOEICは他の資格試験と違って、勉強すれば勉強しただけ絶対にスコアアップする試験になっています。何度も壁は訪れると思いますが、挫けずに努力を続けていきましょう。
そして2018年最初のTOEIC₍L&R₎は1月28日₍日₎です。申し込みをした方は、過去問やETHOSさんの無料テストを使って問題演習を繰り返し、自分の中にTOEICの型を叩き込みましょう。