アラサーのおっさんが大学生に向けて12のアドバイスを贈りたい

先日、久々に大学生の後輩と話す機会があって、学生生活が懐かしくなった。

気持ちはまだまだ若いつもりでいるんだけど、客観的に見ればもう立派なアラサー。時間の流れの残酷さには辟易してしまう。

今日はそんなアラサーのおっさんから、現役の大学生に向けてメッセージを贈らせて欲しい。アラサーの目線から見て、こんな大学生活を送れば社会人生活が豊かになるんじゃないかなあ、と思うことを12個ほどあげてみた。

年寄りの戯言だと思って聞き流しつつ、1つでも心に留めてもらえる内容があれば嬉しい。

1.一生付き合える仲間を見つけよう

「一生付き合える」という部分が大事だ。たった1人でも良い。就職しても、結婚しても、遠く離れても、年に1度は近況を語り合えるような友人を持とう。親友は一生の財産だ。

2.興味があることに時間を注ぎ込もう

好きなことに時間を注ぎ込めるのは大学生の特権だ。就職して会社に入ると、自分のことに使える時間は平日ならせいぜい2~3時間しかなくなってしまう。趣味でも勉強でもスポーツでもサークル活動でもいい。自分の好きなことに熱中して、とことん追究して欲しい。

3.もちろん勉強はしっかりやろう

周りの同期がみんな言っているのがこれ。「もっと勉強しておけばよかったな」。授業よりも大事なことがある!なんて思っちゃうと思うんだけれど、授業にはちゃんと出て、しっかりと勉強をしよう。学生時代に脳に汗をかいて勉強した経験はきっとこれからの人生で役に立つ。

4.海外経験を積もう

大学生のうちに一度は日本を出て、世界を見ておこう。ずっと暮らしてきた日本の価値観を離れることで、「当たり前って当たり前じゃないこと」に気づけると思う。留学ができなくても、旅行でもいい。一度は海外に出て、色んな場所に出て、色んな人に会って、色んなことを感じてほしい。

5.人生について考えよう。目一杯悩もう。

これまでの人生、いまの自分、そしてこれからの自分。自分はどこから来て、これから何がやりたいのか。じっくりと考えてみよう。すぐに答えは出ないし、きっとこの先の人生でもずっと考え続けることになると思うけど、大学生のうちに腰を据えて1度考えてみよう。悩んだら、仲間や先生、家族とも相談してみよう。悩んだ時間は決して無駄にならない。

6.恋愛をしよう

大学生のうちにきちんとした恋愛をしておこう。みんなが言うけど、社会人になると、どうしても「結婚」の2文字が浮かんでしまうし、好きという気持ちだけで突っ走れなくなってしまう。失敗してもいいし、恥をかいてもいい。学生のうちに恋愛を沢山しておこう。

7.家族を大事にしよう

実家暮らしにせよ、下宿暮らしにせよ、家族のことを考える時間を持とう。社会人になると簡単には親にも会えなくなってしまう。親孝行なんて大それたことはまだちゃんとできないかもしれないけど、時間を作って顔を見せたり、話をする時間を作ったりしよう。自分が成長した分、親も年を取っていることは忘れがちだ。

8.ダラダラするのはやめよう

昼まで寝ていたり、夜更かししたり、ついついダラダラとしてしまうのが大学生活かもしれない。でも4年間は自分が思っているよりも貴重な時間だと思う。ダラダラと寝ているくらいなら、その間に映画を見たり、本を読んだり、有効に時間を使う方法もある。「今日、なにもしてないな」なんて思うことのないように時間を大切にしよう。

9.身体を動かす習慣を持とう

20代も後半になってくると、どうしても身体の衰えを感じざるをえなくなってくる。夜遅くまで起きていられなかったり、運動するとすぐに息が上がってしまったり。軽いランニングでもいい。大学生のうちから運動する習慣を身に付けることはこれからの人生での大きな財産になる

10.お金よりも時間や経験を大事にしよう

アルバイトには反対しないし、やるべきだと思う。でも時間を切り売りし過ぎることには注意して欲しい。大学生の4年間は本当に貴重な時間だから、目先のお金を稼ぐよりも、経験に投資してほしい。バイトで稼げる数十万円なんか、社会人になればすぐに稼げるようになる。だから、時間のある学生生活はバイトなんかよりも、 旅行や映画、読書や友人との時間に使ってほしい。親に頭を下げてお金を借りてでも、経験や時間を大事にするべきだ。

11.「投資」の考え方を持とう

投資といっても株やFXみたいな金融商品のことじゃない。自分に対する「自己投資」だ。資格試験や海外旅行、留学などで目先で10万円を失ったとしても、その経験が将来100万円、1000万円になって返ってくるのが自己投資だ。自己投資にはお金をどんどん注ぎ込んでいいと思う。将来の自分にとってプラスになることには惜しまずにお金を使おう。きっと10年後の自分が大きく成長していると思うから。

12.「これだけは頑張った」って誇りに思えることを成し遂げよう

最後は大学生活全体を通したアドバイス。なにか1つでいいから、これだけは必死で頑張った、やり抜いたと胸を張って語れる経験をしよう。アルバイトでも勉強でも旅行でもサークルでも、なんでもいい。小さいことでもいいから、とにかく自分が中心になって精一杯努力して、何かをやり抜こう。学生生活で頑張ったことは、きっと自分の将来の糧になるし、その頑張りの中から自分の生涯を賭けてやり遂げたいことが見つかるかもしれない

まとめ

上から目線で少し偉そうなことを語ってしまったかもしれないけれど、自分がもう1回大学生活を送れるなら、この12個だけは意識して4年間を過ごすと思う。いま、大学生活を送ってる人には、絶対に後悔しないような大切な4年間を過ごしてほしい。

1 個のコメント

  • 社会人2年目ですが、どれも大切なことだと思います。とても共感しました。