【人生を変える】あなたの人生に影響を与えるオススメ本を5ジャンルから20冊紹介する

経営コンサルタントの大前研一氏は、人生を変える方法として①住む場所を変える、②付き合う人を変える、③時間の使い方を変える、の3つがあると言っていますが、僕はこれらに加えて、4つ目の方法があると考えています。

それは、本を読むこと。

適切なタイミングで良書を読むことは、人生に大きな影響を与えるキッカケとなります。毎日少しずつでも本を読むことによって、自分の考え方や生き方は間違いなく変わってきます。

本日は、筆者がオススメする「人生を変えるオススメ本」を5つのジャンルから紹介していきます。今回の記事で紹介する本はすべて実際に僕が読んだもので、心からオススメできるものばかりです。気になったジャンルから1冊でも構わないので、これは!と思う本をぜひ読んでみてください。尚、各ジャンルの中で特にオススメの本には★印を付けていますので、どの本を選べばよいか悩んでいる方は参考にしてみてください。

今回のジャンル分けは以下の5つです。

  1. 成功者・起業家の人生から学ぶ4冊
  2. 今とは違う生き方・人生があることを学ぶ4冊
  3. 自分の生き方・価値観を見直す5冊
  4. 人間性やスキルを高めて人生を変える4冊
  5. 人生に影響を与える物語3冊

以下に紹介する本は、きっとあなたの人生を変えるキッカケを与えてくれることでしょう。

①成功者・起業家の人生から学ぶ4冊

『たった一人の熱狂』見城徹

幻冬舎をたった一人で立上げ、幾多のピンチを乗り越えてきた出版界の異端児、見城徹。そんな彼の熱い言葉や人生論が収められた1冊。その内容は伝説的とも言える業績を成し遂げた彼の仕事論に留まらず、生き様や価値観、人間関係に対する洞察など。心に突き刺さるものばかり。自らが熱中して打ち込める天職とは?価値観とは?自分の生き方について改めて考えさせられる1冊です。

僕が編集者になれたのは、偶然ではなく必然だったとしか言いようがない。もっと言うと、僕にとっては編集者の仕事しか逃げ場がなかったのだ。 天職と出会いたいのなら、自分の内なる声に耳を澄まさなければ駄目だ。変態でストッキングに異常な興味があるなら、ストッキングの会社に行けばいい。大手だとか給料が良いだとかは関係がない。これなら日本一になれるということを突きつめるべきだ。

自分の感覚や感動の源泉を信じ、たった一人でも自分が信じた道を行く。人の100倍も不安に怯え、困難に耐えながら、苦痛を糧として仕事をする。それが僕の言う「たった一人の孤独な熱狂」だ。

『裸でも生きる~25歳女性起業家の号泣戦記~』山口絵理子★

大学卒業後、単身でアジア最貧国の1つバングラデシュの大学院へ進学。そこで見た途上国の現状。腐った政府や貧しい人びと。25歳の山口さんは、彼らのためにできることを模索し「途上国発のブランドで世界を変える」ことを決意。度重なる裏切りや失敗に直面しながらも、それでも前を向いて事業を成功に導いていきます。自分自身の想いや感情に素直になって、1歩1歩進んでいくことの大事さについて学ぶことができる1冊。「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?

バングラデシュで見てきたものは、明日に向かって必死に生きる人たちの姿だった。ただただ生きるために生きていた。ふと、バングラデシュの人たちが自分に問いかけているような気がした。「君はなんでそんなに幸せな環境にいるのに、やりたいことをやらないんだ?」

他人にどう言われようが、どう見られようが、どう評価されようが、たとえ裸になってでも、自分が信じた道を歩く。バングラデシュのみんなが教えてくれたことに対する私なりの答えを、本のタイトルにした。

『非学歴エリート』安井元康

学歴なし、コネなし、金なしの僕が、なぜ20代で上場企業2社の役員になれたのか?ごく普通の大学を出て、小さなベンチャー企業に就職した著者が実践した、人生逆転のための働き方・学び方を大公開。「結果につながる努力」の方法を教える一冊!「社会に出た後にどういう努力をするかで人生は変わる。著者のキャリアがその証だ」 冨山和彦氏、推薦!(Amazonより)

東洋経済オンラインでも連載を持つ安井氏の著作。学歴なし、コネなし、金なしの著者が、「学歴が無い」というコンプレックスを乗り越えて大成功した秘密を明らかにしています。安井氏は学歴が無い分、どうしたら周囲に勝てるかを戦略的に考え、身につけるスキルを厳選し、圧倒的努力で自分を成長させていきました。学歴をひっくり返して死に物狂いでキャリアの階段を駆けあがった著者の努力には大きな刺激を受けます。学歴とキャリアは無関係であることを実感させられる1冊。読後、自分のやる気に火を付けてくれる良書です。

『ゼロ―なにもない自分に小さなイチを足していく』堀江貴文★

堀江貴文はなぜ、逮捕され、すべてを失っても、希望を捨てないのか?ふたたび「ゼロ」となって、なにかを演じる必要もなくなった堀江氏がはじめて素直に、ありのままの心で語る、「働くこと」の意味と、そこから生まれる「希望」について。(Amazonより)

かつて時代の寵児として世間をリードしたホリエモンの著作。人は年を取れるにつれて積み重ねたものを失いたくないと、チャレンジを控えてしまいます。しかし、ホリエモンは「失敗してマイナスになることなど何もない」と主張します。人はただ「ゼロ」に戻るだけなのだ、と。働くとは何か?生きるとは何か?各所で絶賛を受けた本書は特に20代の社会人にお勧めしたい1冊です。僕も時間を忘れて一気読みしてしまいました。きっと、シンプルに生きていくことの大事さを教えてくれるはずです。

「悩む」と「考える」の間には、決定的な違いがある。「考える」とは物事をシンプルにしていく行為である。どれほど複雑に見える課題でも、元をたどればシンプルなのだ。自分の人生を前に進めていくためには、迷いを断ち切り、シンプルな決断を下していく必要がある。決断できなければ、いつまでもこの場に留まり、「このまま」の人生を送るしかない。

②今とは違う生き方・人生があることを学ぶ4冊

『人生が変わる2枚目の名刺~パラレルキャリアという生き方』柳内啓司★

会社員として会社勤めを続けながら、仕事以外の時間でコミュニティを立ち上げたり、アーティスト活動をしたり、ウェブサービスを作ったりしている、いわゆる「2枚目の名刺」を持って活動している人が増えています。本書では、2枚目の名刺を持つことのメリット、実践する際のヒント、さらにはこれからの日本で起こるライフスタイルの進化について、読者のみなさんが実践できるよう、わかりやすく具体的に解説していきます。(Amazonより)

近年話題の「パラレルキャリア」で生きていくライフスタイルについて指南した本。約10時間を仕事、6時間を睡眠、3時間を食事+その他に充てたとしても、1日あたり3~5時間ほどは時間が捻出できるはずです。その時間を使って、今までやりたいと思っていたことにチャレンジしてみませんか?本業×2枚目の名刺で人生がどう変わるのか?本書では実際に2枚目の名刺を持って活動している方の事例を豊富に紹介しつつ、パラレルキャリアについて詳しく解説しています。本業を辞めるには覚悟とリスクが必要ですが、副業であれば手軽に始めることができます。本書によって、新しい人生の歯車が動き出すかもしれません。

『ブログ飯―個性を収入に変える生き方』染谷昌利

自分の好きなこと(個性)をネットで収入に変える方法を、根本となる考え方や具体的な収益方法を交えて解説しています。著者は人気ブログ「Xperia非公式マニュアル」を運営し、Google AdSenseの成功事例としても取り上げられたプロブロガー。ネットで集客して収益に結びつけるまでの道のりを体系的に学べる一冊です。(Amazonより)

ブロガー界隈で最も有名だと言っても過言ではない1冊。インターネットを使った副業に対する考え方や実践方法について詳しく解説しています。本書の特徴は、小手先のテクニックではなく、「稼ぐ」ための本質について丁寧に解説されている点でしょう。サラリーマンを辞め、個性や好きなことを生かしてお金を得るという生き方で成功されている筆者の言葉には刺激を受けます。僕も実際に本書を読んでブログを収益化し、今では毎月少額ながらも一定の収益を得られるようになりました。

『深夜特急』沢木耕太郎★

インドのデリーからイギリスのロンドンまで、乗合いバスで行く――。ある日そう思い立った26歳の〈私〉は、仕事をすべて投げ出して旅に出た。途中立ち寄った香港では、街の熱気に酔い痴れて、思わぬ長居をしてしまう。マカオでは「大小(タイスウ)」というサイコロ賭博に魅せられ、あわや……。一年以上にわたるユーラシア放浪が、いま始まった。いざ、遠路2万キロ彼方のロンドンへ!(Amazonより)

旅をする人、旅に出たい人、新しい自分を見つけたい人。そんな全ての旅人に全力でオススメしたいのが「深夜特急」シリーズです。26歳にして会社を辞めた〈僕〉こと沢木耕太郎が単身インドのデリーからロンドンまで、乗り合いバスだけで旅をするという無謀な旅の様子が描かれています。なんといってもその特徴はノンフィクションならではのリアルな描写。アジア特有の熱気や人との出会い、別れ、絶体絶命のトラブル…。本を開いている間はあたかも自分が旅をしているような気分になれます。

『マイクロソフトでは出会えなかった天職』ジョン・ウッド

「最悪の選択肢は、何もしないこと」。そんな言葉で締めくくられた1通のメールから、すべては始まった。自分で選んだ人生を生きようと決め、いまや世界が注目する社会起業家となったジョン・ウッドは、私たちにこう問いかける。「僕は、『できない理由』ではなくて『どうすればできるか』を考えたいんだ。君はどうだい?」――彼の言葉にあなたがアクションで応えるとき、世界は変わりはじめる。(Amazonより)

マイクロソフトに勤めるエリート会社員のジョン。高い給与に最高の労働環境。何不自由ない生活をしていた彼でしたが、休暇でトレッキングに訪れたネパールにて、自分の本当の想いに気が付きます。「自分で選んだ人生を生きたい」彼は葛藤の末、マイクロソフトを辞め、社会企業家としてネパールの農村に図書館を建設するNGOを立上げます。人生を賭けても成し遂げたいことは何か?お金や地位・名誉よりも大事な天職とは?自分が本当に大事にしたい価値観について考えさせられる1冊です。

③自分の生き方・価値観を見直す5冊

『嫌われる勇気』岸見一郎

フロイト、ユングと並び「心理学の三大巨頭」と称される、アルフレッド・アドラーの思想(アドラー心理学)を、「青年と哲人の対話篇」という物語形式を用いてまとめた一冊です。欧米で絶大な支持を誇るアドラー心理学は、「どうすれば人は幸せに生きることができるか」という哲学的な問いに、きわめてシンプルかつ具体的な“答え”を提示します。(Amazonより)

日本ではあまり知られていないアドラー心理学について、哲人と青年の対話形式で解説している1冊。アドラー心理学では「トラウマ」の存在を否定したうえで、「人間の悩みは、すべて対人関係の悩みである」と断言します。幸せに生きるにはどうすればよいのか?嫌われる勇気とは?発売以来、各所で話題となり、絶賛されている1冊。自分自身の生き方や考え方に影響を与える1冊となるでしょう。

『自分の中に毒を持て~あなたは常識人間を捨てられるか』岡本太郎

著者の主張は明快だ。「集団に馴染むために個性を殺すな。1人ひとりが本気で考え、自分の思いを爆発させなければ、世界はつまらなくなる」。何かを生み出すためには、自分を追い込むことが必要だ、という言葉は芸術家として生き抜いた著者の叫びだ。数々の前衛的な芸術作品に込められた熱く厳しいメッセージが伝わってきて、勇気づけられる。

太陽の塔でもお馴染みの日本を代表する芸術家、岡本太郎氏の著作。同調圧力の強い日本社会では、自分を殺して生活している人も多いことでしょう。しかしそんな日本人に対して岡本氏は檄を飛ばします。「個性を殺すな」「自分らしく生きろ」と。どんな環境であっても、個性を強く持って、主張していくことの意義を説いた1冊。その強いメッセージ性には刺激を受けます。職場や学校での人間関係にお悩みの方には是非読んで頂きたい1冊。

『心配事の9割は起こらない』枡野俊明★

◎悩むより動く――そのほうが物事は絶対うまくいく
◎人と比べない――“妄想”の9割はこれで消える
◎前向きに受け取る――幸せかどうかは、あなたが決める

余計な不安や悩みを抱えないように、他人の価値観に振り回されないように、無駄なものをそぎ落とし、限りなくシンプルに生きる。――そんな生き方を指南してくれる、48の禅の教えを紹介。

スティーブジョブズも傾倒したと言われる「禅」の思想。本書では「禅」の考え方について基本から丁寧に解説しています。「禅」の中心的思想は、限り無くシンプルであること。肩の力を抜いて、周囲と比べずに、シンプルに生きていくことの大事さを教えてくれます。不安なことや心配ごとで夜も眠れない、という方は必読の1冊。読後、必ず心が軽くなるはずです。

『筋トレは最強のソリューションである』testosterone★

彗星のごとく現れたTwitterアカウント、マッチョ社長ことTestosterone氏。筋トレは人生の悩みを全て解決する最強のソリューションだ、ということを伝えるために、日々熱いツイートをしています。本書はそんなマッチョ社長の思想や考え方を注入した1冊。要約すると「筋トレしろ!」としか言っていないにも関わらず、その熱い言葉と謎の説得力が凄い。近所の書店でも話題の本として紹介されていました。僕も本書を読んで筋トレをはじめ、実際に成果が出てきました。身体を変えると、人生は変わります。

『スーパーポジティブシンキング~日本一嫌われている芸能人が毎日笑顔でいる理由~ 』 井上裕介

数々の「負のランキング」を総なめにしながらも、自信満々に「僕はめっちゃモテますよ」と言い切る男・井上裕介が、そのスーパーポジティブ思考の合理的理論を徹底的に公開!「嫌われることでますます愛される」「どんな手を使ってでも出世する」「高嶺の花の女を口説き落とす」などなど、“憎まれっ子世にはばかる”を地で行く著者による、人生の勝ち方がわかる新スタイルの自己啓発指南書です。

日本一嫌われている芸人こと、NONSTYLE井上。本書はそんな嫌われ者の彼が、どうして毎日をポジティブに過ごせているのかをまとめた1冊。その生き方、考え方には彼なりの美学を感じます。「嫌われ者こそ愛される」という主張には納得させられる内容が沢山含まれています。ポジティブに明るく毎日を過ごしたいという方にお勧めします。特に僕は下記の一節に刺激を受けました。

 よくいるでしょ、休みの日にベッドでゴロゴロして過ごして、次の日に「昨日、何してた?」って聞くと、「なにもしてない」っていう人。あれが嫌いなんですよ。誰かに、「何してた?」って聞かれたときに、「あれをしてた」ってハッキリ答えられる時間の使い方を常にしていたいんです。

④人間性やスキルを高めて人生を変える4冊

『人を動かす』D・カーネギー★

人が生きていく上で身につけるべき人間関係の原則を、長年にわたり丹念に集めた実話と、実践で磨き上げた事例を交え説得力豊かに説き起こす。(Amazonより)

有名なベストセラー。人生で成功を収めるために、他人を動かす方法についてまとめられた本。相手の立場を理解し、相手が望むことをしてあげることによってしか他人は動かないという人間関係の原則が記されています。人間関係に悩む社会人は絶対に呼んでおくべき良書。明日からの人間関係が絶対にスムーズになります。

『ゼロ秒思考』赤羽雄二

A4の紙に1件1ページで書く。ゆっくり時間をかけるのではなく、1ページを1分以内にさっと書く。毎日10ページ書き、フォルダに投げ込んで瞬時に整理する。それだけで、マッキンゼーのプログラムでも十分に教えていない、最も基本的な「考える力」を鍛えられる。深く考えることができるだけでなく、「ゼロ秒思考」と言える究極のレベルに近づける。

本書は「物事を考える」方法について指南する1冊。「考える」ことは非常に難しい行為の一つで、考えているようで、実際は全然思考が進んでいなかったりしますよね。本書は「A4メモ書き」という斬新な手法を紹介した1冊です。実際に僕もA4メモ書きを始めましたが、これはすごい。思考内容を瞬時に言語化して、メモに書き殴ることで、実際に思考が整理されます。考える力を養うツールの1つとして「ゼロ秒思考」を取り入れてみてはいかがでしょうか。

『7つの習慣』スティーブン・コヴィー

全世界3,000万部、国内180万部を超え、今も読み続けられるビジネス書のベストセラー『7つの習慣』は、人生哲学の定番として親しまれてきました。今回スティーブン・R・コヴィー博士没後1年を期に、『7つの習慣』が本来持つ「人格主義」に基づき、原書に忠実に訳し直しました。
よりわかりやすく理解しやすい完全訳の『完訳 7つの習慣 人格主義の回復』。豊かな人生を望むすべての人にお届けします。(Amazonより)

あまりにも有名すぎる自己啓発書。世にある自己啓発書の原点はこの本であり、この本さえ読めば他の自己啓発書は不要だと言い切る人も多いです。 内容の薄いノウハウ本や自己啓発本を何冊も読むくらいなら、この本を1冊読むだけで十分でしょう。僕も1冊は手元に置いておいて、定期的に何度も読み返しています。

『世界一やさしい問題解決の授業』渡辺健介★

日本発世界へ――米メディアでも話題沸騰。物事の本質を見極め、打ち手を考え、具体的な行動に落とし込む「問題解決力」がシンプルにわかる本として世界20カ国で出版決定。世界的な経営コンサルティング会社で使われている「問題解決能力」のトレーニングを、中学生向けにカンタンにブレイクダウン。世の中を生き抜くホンモノの思考力が身につきます!(Amazonより)

本書は「問題を解決するために、どうロジカルに物事を考えるか」という方法論についてまとめられた良書です。中学生にも分かるように書かれているだけあって、めちゃくちゃ分かりやすい。ビジネスの場だけでなく、日常生活にも問題は山積みです。そんな問題に対して、どう問題を分割して考えるのか?どう仮説を立てて対処するのか?問題解決の切り口について学ぶことができます。問題解決スキルを身につけることで、あなたの人生は大いに変わることでしょう。

➄人生に影響を与える物語3冊

『海賊とよばれた男』百田尚樹

一九四五年八月十五日、敗戦で全てを失った日本で一人の男が立ち上がる。男の名は国岡鐡造。出勤簿もなく、定年もない、異端の石油会社「国岡商店」の店主だ。一代かけて築き上げた会社資産の殆どを失い、借金を負いつつも、店員の一人も馘首せず、再起を図る。石油を武器に世界との新たな戦いが始まる。

出光興産の創業者である出光佐三をモチーフにして書かれた経済史小説。主人公の国岡鐵造の生き方がとにかく熱い。どんな逆境にあっても社員を信じ、自分の信念を貫く生き様には感動します。自分もこんな生き方ができるようになりたい、と強く思わされた作品でした。

『奇跡のリンゴ~「絶対不可能」を覆した農家 木村秋則の記録』

リンゴ栽培には農薬が不可欠。誰もが信じて疑わないその「真実」に挑んだ男がいた。農家、木村秋則。「死ぬくらいなら、バカになればいい」そう言って、醤油、牛乳、酢など、農薬に代わる「何か」を探して手を尽くす。やがて収入はなくなり、どん底生活に突入。壮絶な孤独と絶望を乗り越え、ようやく木村が辿り着いたもうひとつの「真実」とは。

プロジェクトXでも取り上げられた、リンゴの無農薬栽培に取り組んだ農家の物語。周囲からは絶対に不可能だと罵られ、資金も底を尽きる。それでも木村さんは絶対にできると信じて疑いませんでした。そして10年にも及ぶ試行錯誤を経て、遂に無農薬栽培に成功。木村さんの栽培したリンゴは「奇跡のリンゴ」として日本全国に売り出されました。夢や信念を持ち、決して諦めないこと。そんなシンプルな生き方を改めて提示してくれる一冊。壁にぶつかっている人に是非読んで頂きたい1冊です。

『宇宙兄弟』小山宙哉

2025年。兄は、もう一度だけ自分を信じた。筑波経由火星行きの物語がはじまる! 本格兄弟宇宙漫画発進! 幼少時代、星空を眺めながら約束を交わした兄・六太と弟・日々人。2025年、弟は約束どおり宇宙飛行士となり、月面の第1次長期滞在クルーの一員となっていた。一方、会社をクビになり、無職の兄・六太。弟からの1通のメールで、兄は再び宇宙を目指しはじめる!

漫画からも1冊。宇宙飛行士になるという夢を追いかける兄弟の物語。諦めずに夢を追いかけることの大切さに気づかせてくれる作品です。また、熱い言葉みも目白押しで、何度も目頭が熱くなります。

迷った時はね、どっちが正しいかなんて考えちゃダメ。どっちが楽しいかで決めなさい。

一位と最下位との差なんて大したことねーんだよ。ゴールすることとしないことの差に比べりゃ

まとめ

いかがだったでしょうか?良書を読むことで、あなたの人生はきっと変わることでしょう。今後も良い作品があれば更新していく予定ですので、チェックしてみてください.